2022年11月7日(月)、福岡県生活衛生営業指導センター様主催のICT活用セミナー講師を務めさせていただきました。「生衛ふくおか」2023年新年号にて、当日の講演内容をご紹介いただきました。
下記、掲載内容を引用してご紹介します。
生活衛生営業のための ICT活用の第一歩
ー 経営特別相談員研修会の講演から ー
経営特別相談員研修会では、収益力向上のための施策について、中小企業診断士の原田智弘先生にお話していただきました。その中から、ICTを活用して集客力・販売力を強化し売上をアップする方法について、ご紹介します。
ICTのツールにはいろいろなものがあるのですが、手間もコストも比較的かからない、2つのツールをご紹介します。
(その1) Googleビジネスプロフィール
Googleを使って、自分のお店を検索してみてください。検索結果の画面の右側に、お店の写真、地図、店舗情報が表示されます。これがGoogleビジネスプロフィールです。長い名称なので、以下、「GBP」といいます。GBPは、Googleマップと連動しており、いわば「ネット上のお店の看板」です。そこには営業日、営業時間、電話番号、ウェブサイトなどの情報が掲載されています。さらにお店を利用した人の「クチコミ」が掲載されていて、これから利用しようという人はここを見ています。
お店の看板なので、しっかりと管理して、集客に結びつけることが必要です。ポイントは、①電話とウェブサイトとのリンクをチェックする、②掲載されている店舗情報が間違っていないかをチェックする、➂口コミには必ず返信するの3つです。とくに、ネガティブな口コミにはていねいに対応することで、読んだ人に好印象を与えることになります。
(その2) Instagram(インスタグラム)
国内の利用者数は3300万人と言われており、国民の4人に1人が利用しています。とくに女性の利用者が多く、スマホで雑誌を読むという感覚で利用されています。「インスタ映え」という言葉に象徴されるように、自分が気に入ったものを発信することで、口コミとなって拡散していきます。
まずは自らが発信することが大事です。
ポイントは、
①どのような商品・サービスを扱っているのかをビジュアルで見せる。ひと目見て分かってもらうことが大切。
②ハッシュタグをつける。「#博多駅前の居酒屋」「#糸島の朝採り野菜」というように、業界、商品・サービス、地域、お店のオリジナルをキーワードにする。
➂コメントに返信する。スマホの向こう側には人がいる。固定客(ファン)を作る。
GBP、Instagramいずれも無料で、コストがかかりません。スマホさえあれば利用することができます。ICTというと、なんとなく敷居が高いように感じるのですが、まずはスマホをいじって始めてみましょう。